表現社 Top / 雨畑硯
H10.12.3更新
雨畑(あめはた)の硯
硯の石は、早川町内の雨畑(あめはた)地区から採掘されます(古くは雨端)。
今から700有余年前すでに、この地の硯が京都御所に献上されたといわれますが、
江戸元禄時代から300年以上、加工の職人は、鰍沢町十谷近辺にて代々硯を造ってきました。
原石は希少となり、通称雨畑硯とあっても玄昌石などを当地で加工して流通しているものも在るのが実状ですが、雨畑の真石は色黒く緻密な(薄紙を重ねたような)粘板岩で、
粒子が細かく墨のおり、墨色良く、水持ちも良い硯に最適な石層より採石されています。
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